鬼門とインテリア

鬼門とインテリア

鬼はどこから?

もうすぐ節分ですね。節分とは季節の分かれ目、立春の日の前日のことを指します。この冬と春を分ける日を節分と呼ぶようなりました。本来なら節分は2月3日ですが、2021年は2月2日が節分の日になっています。なぜそうなるかを簡単に説明すると、うるう年と同じ感覚で一年に少しずつズレが生じ、その調整のためなんだそうです。
節分といえばやっぱり豆まきですね。古来から豆まきは季節の変わり目に起こりやすい病や災いを鬼に見立てて追い払う厄払いのための行事でした。
鬼には諸説ありますが、病や災いは鬼の仕業とされ、目に見えない恐ろしいものや邪悪なものの象徴とされています。この豆まきは平安時代からの宮中の年間行事である追儺(ついな)が原形だと言われています。興味深いことに、仏教の思考ではこの追儺での鬼は人間の執念や怨念でもあるとされているのです。人間の嫉妬心や怨みや呪いの執念が鬼となり、鬼ごっこはどこまでも追いかける人間の負の執着心を表している、と。

恐ろしい鬼は自分の心の中にもきっといて、見ないように気づかないように生きていてもふっと内なる鬼と対峙する日もあるかもしれない。思考や感情を持つ人間だから、綺麗なことだけではないでしょう。私はそれで当たり前だと思うしむしろ自然なことだと思います。ただその気持ちを自分で受け止めて自分で浄化させる力を持つことが大切だと思います。内なる鬼は自分で供養するべく日々精進するべきだと思うのです。

心を鬼にする、知らぬ仏より馴染みの鬼という諺もあるように、邪悪というよりはどちらかといえば厳しく律するというニュアンスで用いられることや、古来からの鬼もそこまで悪いやつばかりではなかったのかもしれないと思わせる用い方をしていることがあります。地獄の鬼は悪人を裁くわけで、実際、鬼を神格化している神社もあります。近年にいたって見てみると、鬼をモチーフにした女木島のモニュメントは愛嬌たっぷりに造られているし、街のおしゃれなショップで見かける雑貨も鬼とは思えないほどに穏やかな表情をしている。象徴としての存在だから、私たちが個々に意味づけした姿でいいのかもしれない。だったらやっぱり鬼もそこまで悪いやつばかりではないのかもしれないと言いたい。人間も鬼も。そう思える世の中でありますように。

鬼は外、福は内、自分の内の鬼も外。

鬼

鬼門とは

さて、鬼といえば気になるのが鬼門ではないでしょうか。耳にしたことはあるけれど、鬼門が実際に家のどこでどのような意味を持つのかご存じでしょうか。古来より災いの起こりやすい場所として現在でも建築物や土地において重要視されています。

鬼門とは家の中心から見て北東を差し、鬼の出入り口とされる方角です。ここから悪い気やマイナスのエネルギーが入ってくると言われています。その向かいにある裏鬼門、つまり南西も不吉な方角とされています。北東とは十二支では丑寅の方角で、鬼は牛(丑)と虎(寅)の象徴だといわれています。確かに鬼といえば角と牙、寅模様のパンツが一番の特徴ですね。

風水の視点から見てみると北東は山や高さを表す方角です。自発性や創造力、活動、貯蓄の意味を持ちます。高さを象徴するこの方角の気が低い方角に流れていくので全体的な運気を上げるために重要な方角とされています。

鬼門の部屋とインテリア

鬼門や裏鬼門から邪気が入り込むのを防ぐ方法として、一般的に知られている塩やとげのある植物、鏡、護符を置くことの他に、香りや光を用いる方法があります。邪気は暗い方向から入り込むといわれているため、照明を使って光の明るさを利用したり、色彩的な明るさを取り入れたりする方法です。
照明としては電球そのものの光の強さだけでなく、インテリアとしてシーリングライトやシャンデリアを選んでみたり、テーブルランプやフロアランプ、ペンダントライトなどの間接照明を取り入れて、インテリアの力で少しおしゃれに工夫することもできます。さらに色彩的な明るさとしてはインテリアや雑貨、絵画などで工夫することができ
ます。

風水によると北東のカラーは土を表す白、黄色やベージュ、茶色で、赤が相性が良いとされています。例えば北東の部屋には、白やアイボリーなど優しい木の色をベースに、高さのある家具や観葉植物などを置き、躍動感のある赤色のインテリア雑貨やアートな小物を取り入れるなど良いのではないでしょうか。赤色ベースの絵画を飾るのもワンポイントになっていいですね。絵画を選ぶときは絵画そのものの意味や解釈も大事だけれど、自分の直感を大事にすると良いと言われています。絵画にも自分との相性があるはずです。一般的に花の絵はどこにおいても吉とされています。色にも意味がありますのでそのときの直感で好きな色の意味を調べて取り入れてみるのも面白いかもしれませんね。

空間の気の流れだけでなく、自分のお気に入りのインテリアや雑貨、絵画などのアートを見つけて毎日眺めることで自分の気持ちまで明るくしてくれるでしょう。邪気を払って楽しい気分を運んできてくれる自分だけの意味を持ったインテリアやアートは特別感あふれるものです。
そうして作り上げた自分の特別な空間を日々きれいに清潔にして空気を循環させることも大切です。日常にほんの少しをプラスすることで良い運気をどんどん取り込んでいきたいものですね。